ポットホールは長い年月の間に、くぼみに入った小石などが川底を削り、くばみが大きくなったもの。釜淵には三つの淵があり、地元では一番大きなものを青淵と呼んでいます。
◎釜淵に伝わるお話
昔、長期間雨が降らなかった時、農作物は枯れてしまい、飲料水まで不足したことがありました。その時、人々は、真ん中の淵の水を全て汲み出し、近くに祭壇を作って、何日も必死に祈祷を続け・・・やがてその心が神に通じてか雨に恵まれ、農作物は元通りになったという伝説があります。
その後、村人は二度と日照りが続かないようにと、この雨乞いの儀式を昭和二十年まで続けてきたそうです。