2020年6月21日 部分日食
【はじめに、注意事項!】
太陽観察は、失明等の危険が伴う天体観測です。
天体望遠鏡や双眼鏡を用いての観測はもちろん、肉眼で直接観察することはたいへん危険です。
天文雑誌・専門誌や国立天文台のホームページなどで観察方法等、必要な道具などをしっかり調べて、万全の体制で行いましょう。
太陽観察は、失明等の危険が伴う天体観測です。
天体望遠鏡や双眼鏡を用いての観測はもちろん、肉眼で直接観察することはたいへん危険です。
天文雑誌・専門誌や国立天文台のホームページなどで観察方法等、必要な道具などをしっかり調べて、万全の体制で行いましょう。
今年一番注目の天文現象が、6月21日日本全国で見られる部分日食です。
日本で日食が見られるのは、昨年の12月に引き続き、ほぼ半年ぶりです。
日食は、天空上で小指の先で隠せてしまう太陽と月が重なる偶然が生み出す奇跡的な天文現象。
今回見られるのは太陽の一部を月が隠してしまう「部分日食」ですが、頻繁に見られるものではないので、ぜひ、観察してみましょう。
まずは、今回の部分日食の概要です。
データは奥三河総合センターを観測地点に設定して、国立天文台暦計算室日食各地予報で計算したものです。
日本で日食が見られるのは、昨年の12月に引き続き、ほぼ半年ぶりです。
日食は、天空上で小指の先で隠せてしまう太陽と月が重なる偶然が生み出す奇跡的な天文現象。
今回見られるのは太陽の一部を月が隠してしまう「部分日食」ですが、頻繁に見られるものではないので、ぜひ、観察してみましょう。
まずは、今回の部分日食の概要です。
データは奥三河総合センターを観測地点に設定して、国立天文台暦計算室日食各地予報で計算したものです。
大まかにまとめると、16:08ごろ太陽の下方からかけはじめ、17:10ごろ食の最大を迎えます。そのときには、太陽に向かって左側(南側)が3分の1程度かけている状態になります。
その後、徐々に元の丸い形に戻り、18:06ごろ、元のまん丸の太陽に戻ります。イメージとしては、太陽の左側を月の影がかすめていくという感じでしょうか。
日食は観察地点によって、欠ける割合がかわります。
国立天文台のホームページには、次のようにまとめられています。南に行くほど、大きくかけることがわかります。
表の最南、那覇市での食分(欠け具合)は、面積比で8割程度欠けるようです。
その後、徐々に元の丸い形に戻り、18:06ごろ、元のまん丸の太陽に戻ります。イメージとしては、太陽の左側を月の影がかすめていくという感じでしょうか。
日食は観察地点によって、欠ける割合がかわります。
国立天文台のホームページには、次のようにまとめられています。南に行くほど、大きくかけることがわかります。
表の最南、那覇市での食分(欠け具合)は、面積比で8割程度欠けるようです。
さらに南の台湾では、2012年5月21日に日本各地でも見られた、リング状の太陽として見られる金環日食になります。
ところが、今回の日食は時期が微妙です。
日本では梅雨の季節真っ只中で、名古屋における晴天出現率は26.7%!
ところが、今回の日食は時期が微妙です。
日本では梅雨の季節真っ只中で、名古屋における晴天出現率は26.7%!
晴れてしっかりと観察できる可能性はあまり高くないのが現実です。
ただ、最近はネットによる中継も盛んに行われています。6月も中旬を過ぎると台湾では真夏到来となる時期でもあり、晴天下での金環日食のオンライン中継も期待できるかもしれません。
次回、日本で日食が観察できるのは2023年4月20日。それも九州以南のみ。全国的に見られるのは2030年6月1日まで約10年待たないといけません。
今回の日食、当日天気はどうなるかわかりませんが、しっかり準備して、みなさんと観察を楽しみたいですね。
ただ、最近はネットによる中継も盛んに行われています。6月も中旬を過ぎると台湾では真夏到来となる時期でもあり、晴天下での金環日食のオンライン中継も期待できるかもしれません。
次回、日本で日食が観察できるのは2023年4月20日。それも九州以南のみ。全国的に見られるのは2030年6月1日まで約10年待たないといけません。
今回の日食、当日天気はどうなるかわかりませんが、しっかり準備して、みなさんと観察を楽しみたいですね。
【そして、最後にもう一度注意事項!】
太陽観察は、失明等の危険が伴う天体観測です。
天体望遠鏡や双眼鏡を用いての観測はもちろん、肉眼で直接観察することはたいへん危険です。
天文雑誌・専門誌や国立天文台のホームページなどで観察方法等、必要な道具などをしっかり調べて、万全の体制で行いましょう。
太陽観察は、失明等の危険が伴う天体観測です。
天体望遠鏡や双眼鏡を用いての観測はもちろん、肉眼で直接観察することはたいへん危険です。
天文雑誌・専門誌や国立天文台のホームページなどで観察方法等、必要な道具などをしっかり調べて、万全の体制で行いましょう。
コラムby 奥三河星空案内人
萩野 祐司
萩野 祐司