北の空に最も高く輝く将棋の駒の様な形の星座。
真冬の天頂を駆け抜けるこの星座の名前は「ぎょしゃ座」といいます。
特徴的な五角形をしているので、比較的見つけやすい星座の一つです。

ぎょしゃ座には冬の天の川が通っています。
双眼鏡や望遠鏡で見ると、たくさんの星が輝いています。
よく見てみると、星が集まっている場所が有ります。
生まれた星同士が互いに近い位置にある状態の天体「散開星団」です。
メシエ番号は、M36、M37、M38。それぞれ星の集まり方や明るさが違います。

星座をつくる星の中で一番明るい星が、レモン色に輝く一等星の「カペラ」。
カペラは現在1等星の中で天の北極に最も近く、一番長く地上に出ています。

カペラには雌ヤギと言う意味があり、ぎょしゃ座の星座絵を見てみると、老人に抱かれている子ヤギの姿が描かれています。
この老人の姿は古代ギリシャの都市アテナイの王エレクトニウスとされています。

それでは、ぎょしゃ座にまつわる神話をご紹介しましょう。

エレクトニウスは、鍛冶の神ヘファイストスと知恵の神アテナの間に生まれました。

アテナに育てられたエレクトニウスはとても聡明で、成人すると古代都市アテナイの王となりました。

王となったエレクトニウスはアテナイ最大の祭典パナテナイア祭を創設するなど善政をしき、民衆に慕われました。

発明好きのエレクトニウスは車いすに似た馬車を作り出し、生まれつき不自由な足をものともせず戦場を駆け抜けたといいます。

その武勇を天上から見ていた大神ゼウスは、エレクトニウスの姿を馬車に乗って馬を操る人「ぎょしゃ座」として夜空に描いたと言われています。
また、エレクトニウスは子ヤギを抱いていますが、古代ギリシャではヤギは幸運のシンボルとされ、遺跡からはヤギを抱いた人の姿が描かれたものが多く見つかっているそうです。


そんな幸運のシンボル「カペラ」をイメージしたブレンドティーが新城市山びこの丘で期間限定販売をしております。

愛知県の星空の聖地 奥三河では、地域内特産品である干したもの(乾物)を『奥三河の星干(ほしぼし)』としてご紹介させていただいております。

奥三河の星干ブレンドティーは、新城市産の和紅茶をベースに、奥三河産のドライフルーツやドライハーブを合わせたオリジナルブレンドティー。

奥三河☆星空の魅力を伝える会の星空案内人が、メインのフルーツを星に見立てブレンド名をつけています。
星空案内人による星の豆知識付で、愛知県の星空の聖地のお土産としておススメですよ。

ぎょしゃ座のカペラの名前がついたブレンドティーは、設楽町産のレモンを使用しています。
美しいカペラと同じ様な色をしたレモンの爽やかな香りをお楽しみください。

★奥三河の星干ブレンドティー『カペラブレンド』
価格：580円（2月下旬より販売予定）
問合せ：学童農園山びこの丘☎0536-35-1191

販売場所：学童農園山びこの丘(新城市玖老勢字新井9)
営業時間：8：00～17：00
※郵送については承っておりませんのでご注意ください。


美しい1等星が華やかに輝く季節、星座の神話に思いを馳せながら夜空を眺めてみてはいかがでしょうか？

愛知県の星空の聖地奥三河でお待ちしております。

コラムby星空案内人 横幕浩


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