そうだ奥三河へ行こう!暗い夜空を求めて~秋の星空編~
晩秋。夏の星座は西に傾き、冬の星座も東から顔を覗き始める頃、秋の星座が見頃を迎えます。
秋の星巡り
それでは、秋の星座巡りへ出発です。
【秋の星座巡りその①ペガスス座とアンドロメダ座】
秋の星座巡りを始めるときは、まず「秋の四辺形」を見つけましょう。
この四辺形は、ペガスス座とアンドロメダ座の星でできています。
四辺形の左上、ペガススのお腹にある星はアンドロメダ座の頭の星になります。
名前はアルフェラッツと言い、馬のヘソと言う意味があります。
昔はペガスス座とアンドロメダ座が共に使っていましたが、1928年の国際天文学連合の総会で正式に星座の数や名前、境界が決められて、アルフェラッツはアンドロメダ座の星になりました。
【秋の星座巡りその①ペガスス座とアンドロメダ座】
秋の星座巡りを始めるときは、まず「秋の四辺形」を見つけましょう。
この四辺形は、ペガスス座とアンドロメダ座の星でできています。
四辺形の左上、ペガススのお腹にある星はアンドロメダ座の頭の星になります。
名前はアルフェラッツと言い、馬のヘソと言う意味があります。
昔はペガスス座とアンドロメダ座が共に使っていましたが、1928年の国際天文学連合の総会で正式に星座の数や名前、境界が決められて、アルフェラッツはアンドロメダ座の星になりました。
【秋の星座巡りその②カシオペヤ座と北極星】
アンドロメダ座の左、北寄りの空にはWの形に比較的明るい星が並んでいます。これがカシオペヤ座です。
カシオペアという寝台特急がありましたね。皆さんも一度は聞いたことのある名前だと思います。
この星座は、北極星を探す時の目印にもなります。
Wの外側の線を交差するように伸ばし、交わった所からWの真ん中の山の頂点に向かって線を伸ばし、その線を5倍伸ばした辺りに北極星を見つけることが出来ます。
アンドロメダ座の左、北寄りの空にはWの形に比較的明るい星が並んでいます。これがカシオペヤ座です。
カシオペアという寝台特急がありましたね。皆さんも一度は聞いたことのある名前だと思います。
この星座は、北極星を探す時の目印にもなります。
Wの外側の線を交差するように伸ばし、交わった所からWの真ん中の山の頂点に向かって線を伸ばし、その線を5倍伸ばした辺りに北極星を見つけることが出来ます。
【秋の星座巡りその③ケフェウス座・ペルセウス座・くじら座】
カシオペヤ座と北極星の間にはケフェウス座があります。
またカシオペヤ座とアンドロメダ座の足元にはペルセウス座があります。
今まで上げた星座の南の空辺りを見ると、くじら座が有ります。
さあこれで役者がそろいました。
神話がお好きな方はもうお気付きかもしれませんね。
今まで出てきた星座は古代エチオピア王家にまつわる神話の登場人物たちなのです。
カシオペヤ座と北極星の間にはケフェウス座があります。
またカシオペヤ座とアンドロメダ座の足元にはペルセウス座があります。
今まで上げた星座の南の空辺りを見ると、くじら座が有ります。
さあこれで役者がそろいました。
神話がお好きな方はもうお気付きかもしれませんね。
今まで出てきた星座は古代エチオピア王家にまつわる神話の登場人物たちなのです。
夜空に瞬く古代エチオピア王家の物語
古代エチオピアの王様はケフェウスとお妃様カシオペヤ、その娘はアンドロメダ姫。
ある日カシオペヤは「海の妖精ネレイド達より私や娘の方が美しい」と、自分と娘の自慢をしていました。
その事が、海の神ポセイドンの耳に入ってしまったのです。
怒ったポセイドンは、化けくじらのティアマトをエチオピアの海へと送り込みました。
ティアマトが暴れて、国は荒れ果ててしまいます。
「アンドロメダを生贄に差し出せば、怒りを鎮める。」と、ポセイドンに言われ、
アンドロメダは海の近くの岩に鎖でつながれてしまいました。
そこへ、見た者を石にするという魔力を持った怪物メデューサを倒した英雄ペルセウスが通りかかりました。
ペルセウスは鎖につながれているアンドロメダを襲うティアマトを見ると、ペガサスに乗って助けに向かいました。
ペルセウスがメデューサの頭をティアマトに向けると、ティアマトは石になって海の底に沈んで行きました。
こうして見事アンドロメダを救出する事ができたのです!
秋の星空には、こんな古代エチオピア王家の一大スペクタルがあるのですね。
ある日カシオペヤは「海の妖精ネレイド達より私や娘の方が美しい」と、自分と娘の自慢をしていました。
その事が、海の神ポセイドンの耳に入ってしまったのです。
怒ったポセイドンは、化けくじらのティアマトをエチオピアの海へと送り込みました。
ティアマトが暴れて、国は荒れ果ててしまいます。
「アンドロメダを生贄に差し出せば、怒りを鎮める。」と、ポセイドンに言われ、
アンドロメダは海の近くの岩に鎖でつながれてしまいました。
そこへ、見た者を石にするという魔力を持った怪物メデューサを倒した英雄ペルセウスが通りかかりました。
ペルセウスは鎖につながれているアンドロメダを襲うティアマトを見ると、ペガサスに乗って助けに向かいました。
ペルセウスがメデューサの頭をティアマトに向けると、ティアマトは石になって海の底に沈んで行きました。
こうして見事アンドロメダを救出する事ができたのです!
秋の星空には、こんな古代エチオピア王家の一大スペクタルがあるのですね。
星座に寄り添う星たちを見つけてみよう!
星座を見つける事ができたら、今度は星や銀河を見つけてみましょう。
秋の星空でよく見る星はやはりアンドロメダ銀河でしょうか。
アンドロメダ座の腰のあたり、全体の大きさは満月よりも大きいのですが望遠鏡で覗くと中心部分とその周りが淡くぼんやりと見える程度です。
それでも、奥三河の様な夜空の暗い所に行くと肉眼でもボンヤリと見る事が出来ます。
前回のコラムで、星空案内人の大矢さんがアンドロメダ銀河の見つけ方を教えてくださっていますので、参考にしてくださいね。
アンドロメダ座の腰のあたり、全体の大きさは満月よりも大きいのですが望遠鏡で覗くと中心部分とその周りが淡くぼんやりと見える程度です。
それでも、奥三河の様な夜空の暗い所に行くと肉眼でもボンヤリと見る事が出来ます。
前回のコラムで、星空案内人の大矢さんがアンドロメダ銀河の見つけ方を教えてくださっていますので、参考にしてくださいね。
アンドロメダ座には二重星もあります。
足元の星でアルマクという名前です。オレンジ色の星と青色の星です。
他にも・・・
ケフェウス座にはガーネットスターと呼ばれる星が有ります。
星座絵を重ねると頭付近にあり、望遠鏡で見ると名前の通り赤い色の星が見えます。
カシオペア座付近にはNGC457、フクロウ星団とかET星団と呼ばれる星団があります。
望遠鏡で見ると明るい星が二つ並んで目の様に見え左右に羽を広げるフクロウの様に見えます。
カシオペア座からペルセウス座辺りに天の川が通っていて沢山の星や星団も見えます。
ペルセウス座カシオペヤ座の間には二重星団h+χ(エッチカイ)があります。
双眼鏡や望遠鏡の倍率を下げてみると二つの星団が一度に見る事が出来ます。
望遠鏡を使える方は観察に挑戦してみてはいかがでしょうか?
足元の星でアルマクという名前です。オレンジ色の星と青色の星です。
他にも・・・
ケフェウス座にはガーネットスターと呼ばれる星が有ります。
星座絵を重ねると頭付近にあり、望遠鏡で見ると名前の通り赤い色の星が見えます。
カシオペア座付近にはNGC457、フクロウ星団とかET星団と呼ばれる星団があります。
望遠鏡で見ると明るい星が二つ並んで目の様に見え左右に羽を広げるフクロウの様に見えます。
カシオペア座からペルセウス座辺りに天の川が通っていて沢山の星や星団も見えます。
ペルセウス座カシオペヤ座の間には二重星団h+χ(エッチカイ)があります。
双眼鏡や望遠鏡の倍率を下げてみると二つの星団が一度に見る事が出来ます。
望遠鏡を使える方は観察に挑戦してみてはいかがでしょうか?
秋の星空には明るい星が少ないのですが、空の暗い所へ行くと沢山の星と出会えると思います。
ぜひ愛知県の星空聖地奥三河でたくさんの星たちと出会って下さい。
コラムby 星空案内人 横幕浩
ぜひ愛知県の星空聖地奥三河でたくさんの星たちと出会って下さい。
コラムby 星空案内人 横幕浩