土星を見よう2019
☆これからしばらく土星が見頃です☆
★土星の衝
太陽系6番目の惑星で、今年は7月10日に「衝」となり、観望の好機です。
衝(しょう)とは、惑星が地球から見て太陽とちょうど反対の方向に見える状態のことで、一晩中見えるようになります。
夕方南東の空を見るとあまり高くない場所に明るい星が2つ輝いて見えます。
右側の明るい星が木星で、左側の少し暗い方が土星です。空が暗くなれば土星の右にいて座の南斗六星やさそり座が見えてきます。
木星と土星は太陽の周りをまわる惑星ですが、外側になるほどゆっくりまわります。
そのため、外側をまわる土星は木星にだんだん追いつかれて近づくように見えます。
衝(しょう)とは、惑星が地球から見て太陽とちょうど反対の方向に見える状態のことで、一晩中見えるようになります。
夕方南東の空を見るとあまり高くない場所に明るい星が2つ輝いて見えます。
右側の明るい星が木星で、左側の少し暗い方が土星です。空が暗くなれば土星の右にいて座の南斗六星やさそり座が見えてきます。
木星と土星は太陽の周りをまわる惑星ですが、外側になるほどゆっくりまわります。
そのため、外側をまわる土星は木星にだんだん追いつかれて近づくように見えます。
★土星の環
惑星を望遠鏡で見たときに、最も人気のあるのが立派な環を持つ土星です。
環の正体は数cmから数m程度の比較的小さな氷の塊で、環状に並ぶように土星の周りを回っています。
環の厚さは数十m、厚いところでも1km以下ですが、環の直径が非常に大きいため、比較的小さな望遠鏡でも見ることができます。
大気の揺らぎが少ないなどの条件のよいときには、その間にあるカッシーニの間隙やエンケの間隙を見ることもできます。
環の正体は数cmから数m程度の比較的小さな氷の塊で、環状に並ぶように土星の周りを回っています。
環の厚さは数十m、厚いところでも1km以下ですが、環の直径が非常に大きいため、比較的小さな望遠鏡でも見ることができます。
大気の揺らぎが少ないなどの条件のよいときには、その間にあるカッシーニの間隙やエンケの間隙を見ることもできます。
★環の見えない土星
最初に土星の環を見つけたのは有名な天文学者ガリレオ・ガリレイですが、自作望遠鏡の性能が低かったせいで、真ん中の星の両側に耳がついているように見えたようです。
ところが何年後かに見たときには耳が見えなくなっていたため大変困惑したそうです。
ガリレオは星が3つくっついていると考え、環であることは思いつかなかったようです。
土星の環は、土星と地球との位置関係(地球から見た環の角度)によって「太い環が見える→細い環が見える→環が全く見えない→細い環が見える→太い環が見える」と変化します。また、太陽の光が環を真横から照らすときも環が全く見えなくなります。
ところが何年後かに見たときには耳が見えなくなっていたため大変困惑したそうです。
ガリレオは星が3つくっついていると考え、環であることは思いつかなかったようです。
土星の環は、土星と地球との位置関係(地球から見た環の角度)によって「太い環が見える→細い環が見える→環が全く見えない→細い環が見える→太い環が見える」と変化します。また、太陽の光が環を真横から照らすときも環が全く見えなくなります。
★土星の環が消滅?
NASAのボイジャーやカッシーニなどの探査機の調査結果の分析によると、土星の環は1億年ほど前に土星の周りを回っていた氷でできた衛星が衝突したためにできたと考えられています。
そして、土星の環は、徐々に土星の重力に引っ張られて土星に氷の雨として降り注ぎ、結果として環を形成する氷の粒が少なくなり、徐々に暗くなりあと1億年ほどたつと見えなくなっていくと考えられています。
今だからこそ見える土星の姿なのです。
そして、土星の環は、徐々に土星の重力に引っ張られて土星に氷の雨として降り注ぎ、結果として環を形成する氷の粒が少なくなり、徐々に暗くなりあと1億年ほどたつと見えなくなっていくと考えられています。
今だからこそ見える土星の姿なのです。
奥三河の星空観察会で土星を望遠鏡で見ませんか?
コラムby 奥三河☆星空案内人 小島和彦
コラムby 奥三河☆星空案内人 小島和彦