天王星
最近、つぐ高原グリーンパークでの星空観察会で「天王星を見てみたい!」というリクエストがあり、さっそく望遠鏡を向けてみました。
この秋、天王星は、秋の星座、うお座からおひつじ座の間で見えています。
5.7等級の明るさですから肉眼でギリギリ見えているはずです。が、奥三河の暗い夜空でも肉眼で天王星を見つけるのは難しい。天体望遠鏡で見る天王星は、なんとなく青白く、倍率100倍でもとても小さな円盤状に見えます。「これが天王星かなあ?」という見えっぷりですが、望遠鏡の視野に見える他の恒星との違いは「瞬(またた)かないこと」です。
何光年も離れている恒星はどんなに拡大しても点にしか見えず、大気の少しのゆらぎに乱されてキラキラ瞬いて見えます。
一方、天王星のような太陽系の惑星は、望遠鏡で拡大すれば大きさがあるのがわかり、多少の大気の揺らぎでも光の強さが変動せず瞬かないのです。
なので視野に入っているのをじっと見ていると「ああ、きっとこれだ!」とわかります。
5.7等級の明るさですから肉眼でギリギリ見えているはずです。が、奥三河の暗い夜空でも肉眼で天王星を見つけるのは難しい。天体望遠鏡で見る天王星は、なんとなく青白く、倍率100倍でもとても小さな円盤状に見えます。「これが天王星かなあ?」という見えっぷりですが、望遠鏡の視野に見える他の恒星との違いは「瞬(またた)かないこと」です。
何光年も離れている恒星はどんなに拡大しても点にしか見えず、大気の少しのゆらぎに乱されてキラキラ瞬いて見えます。
一方、天王星のような太陽系の惑星は、望遠鏡で拡大すれば大きさがあるのがわかり、多少の大気の揺らぎでも光の強さが変動せず瞬かないのです。
なので視野に入っているのをじっと見ていると「ああ、きっとこれだ!」とわかります。
天王星は、太陽系の第7惑星。
土星の外側を公転周期約84年で回っています。
太陽からの平均距離は約29億km。太陽から1億5000万kmの距離を回る地球より約20倍遠く、天王星の内側を回る土星(約14億km)よりもさらに約2倍遠いのです。
約29億km先から来た太陽の光を反射し、往復約57億kmの旅をして、地球で6等星として見えているわけです。
土星の外側を公転周期約84年で回っています。
太陽からの平均距離は約29億km。太陽から1億5000万kmの距離を回る地球より約20倍遠く、天王星の内側を回る土星(約14億km)よりもさらに約2倍遠いのです。
約29億km先から来た太陽の光を反射し、往復約57億kmの旅をして、地球で6等星として見えているわけです。
天王星は、主に水素の大気と、氷と岩石の中心核を持ち、直径は地球の約4倍の約51000km。
木星、土星に次いで太陽系で3番目に大きな惑星です。
青白く見えるのは大気に含まれるメタンが赤い光を吸収するからです。
一番の特徴は、自転軸が公転軸に対して98度も傾いて横倒しになっていること。
天王星の北極では公転周期の半分、約42年間太陽が見えることになります。
そして天王星にも、かすかな環が発見されています。
木星、土星に次いで太陽系で3番目に大きな惑星です。
青白く見えるのは大気に含まれるメタンが赤い光を吸収するからです。
一番の特徴は、自転軸が公転軸に対して98度も傾いて横倒しになっていること。
天王星の北極では公転周期の半分、約42年間太陽が見えることになります。
そして天王星にも、かすかな環が発見されています。
古代エジプトのころから肉眼で見える土星までの惑星は知られていました。
天王星は天体望遠鏡が発明された後の時代、1781年にイギリス人天文家 ウィリアム・ハーシェルが彼の天体望遠鏡で発見しました。
発見されてから太陽をまだ2周半しか回っていないのですね。
衛星は全部で27個発見されていて、シェイクスピアの作品にちなんだ名前(ジュリエットも!)が多くつけられています。
天王星は天体望遠鏡が発明された後の時代、1781年にイギリス人天文家 ウィリアム・ハーシェルが彼の天体望遠鏡で発見しました。
発見されてから太陽をまだ2周半しか回っていないのですね。
衛星は全部で27個発見されていて、シェイクスピアの作品にちなんだ名前(ジュリエットも!)が多くつけられています。
この秋みなさんも奥三河の星空観望会で「天王星を見たい!」とリクエストしてみて下さい。
奥三河☆星空案内人が自慢の天体望遠鏡を向けてくれることでしょう!見えるかな?お待ちしています。
コラム by
奥三河☆星空の魅力を伝える会 星空案内人®️
平野 宗弘
奥三河☆星空案内人が自慢の天体望遠鏡を向けてくれることでしょう!見えるかな?お待ちしています。
コラム by
奥三河☆星空の魅力を伝える会 星空案内人®️
平野 宗弘