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奥三河星空コラム

流れ星を見るための工夫

流れ星を見るための工夫

「流れ星がみたい!」
星空観察会をやっているとよく聞く要望です。ただ、流れ星はいつ、どこに流れるのか誰にもわからない天文現象なので、その希望を叶えるにはちょっとした工夫が必要なのです。
どうしたら「流れ星」がみられるか?

そのひとつの答えが「流星群」です。
流星群は、1年を通じていろいろな時期に出現します。主なものをあげてみると

  始 め  ( 極大日 )  終 わ り
 1月 1日〜( 1月 4日)〜 1月 7日 しぶんぎ座(りゅう座ι)流星群
 4月16日〜( 4月22日)〜 4月25日 4月こと座流星群
 4月25日〜( 5月 6日)〜 5月20日 みずがめ座η流星群
 7月15日〜( 7月30日)〜 8月20日 みずがめ座δ南流星群
 7月10日〜( 7月30日)〜 8月25日 やぎ座α流星群
 7月20日〜( 8月13日)〜 8月20日 ペルセウス座流星群
 8月 8日〜( 8月18日)〜 8月25日 はくちょう座κ流星群
 9月 5日〜( 9月 9日)〜 9月17日 9月ペルセウス座ε流星群
10月 5日〜(10月 8日)〜10月13日 りゅう座流星群
10月10日〜(10月21日)〜11月 5日 オリオン座流星群
10月15日〜(11月 5日)〜11月30日 おうし座南流星群
10月15日〜(11月12日)〜11月30日 おうし座北流星群
11月 5日〜(11月18日)〜11月25日 しし座流星群
12月 5日〜(12月14日)〜12月20日 ふたご座流星群
12月18日〜(12月23日)〜12月24日 こぐま座流星群

この中には、1時間数個しか流れないものもあれば、数十個流れるといわれているものまで様々です。この中でも、たくさんの流れ星が見られることで有名なのは…
1月の「しぶんぎ座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」です。
そして、「暗い空」
街明かりがあると、暗い流れ星はその明るさで消されてしまいます。街明かりが少なく空が暗ければ、もちろん暗い流れ星まで見ることができるようになります。
最後は、「流れ星をみたい気持ちと根気」
流れ星は、たくさん出る時期はわかっているけど、いつ出るか誰にも予測できない天文現象。最後は、本人の「見たいという気持ち」とそれを諦めない「根気」。全天のうちのどこかで流れ星が流れたとしても、たまたまその方角をみていなければ、見られません。
「いつか必ず見られる」と信じて、見られるまで諦めずにずっと空を見続けることが、一番大切なのかもしれません。
そんなときには、寝転がって楽に見られるよう、キャンプ用銀マットを用意しておくといいですね。

だんだん寒くなっていくこの時期、流れ星が見られるチャンスがさらに広がります。「しし座流星群」「ふたご座流星群」がそれです。ちょっと田舎だけど、街明かりが少なく暗い空があるのが「奥三河」。あとは、「流れ星がみたい気持ち」と「根気」をもって、奥三河に出かける予定をしてみてはどうでしょうか。

コラムby奥三河☆星空の魅力を伝える会 萩野祐司
KEYWORD
#流星群 #オリオン座流星群 ####