土星を見よう!
星空観察会の一番の人気者は、なんといっても土星です。今年も夏が近づくにつれ昇る時間が早くなり、奥三河でも、よいの空、見やすい時間に昇ってきてくれるようになりました。
土星の環(わ)
土星の魅力は、その環です。
え? 望遠鏡で見えるの?って? 見えるんです!
土星の環は、探査機や宇宙望遠鏡じゃないと図鑑のようには見えないと思っている人もいるかもしれませんが、奥三河の星空観察会で使うような天体望遠鏡でもバッチリその形がわかります。
1等星より明るい0等星で輝く土星ですから街でも見えます。でも、山の暗い空、奥三河で見る土星はまた格別です。望遠鏡の視野の中、漆黒のバックグラウンドに浮かぶ土星は、まさに宇宙で見るよう。
今年は、環が開いていて土星らしくかっこよく見える年です。大気の落ち着いた夜には、「カッシーニの空隙」と呼ばれる環の中の黒い筋も見えるでしょう。
土星の環は、一枚の「板」ではなく、たくさんの氷の粒でできていることがわかっていて、環の直径は約27万km 。地球から月までの距離が約38万kmですから月の軌道に届きそうなくらい大きいですね。それに比べて環の厚さはたったの約100m。環は地球に対して傾いているので、土星が太陽を一周する間に2回、環を真横から見ることになり、とても薄い環は一瞬見えなくなってしまいます。
次に見えなくなるのは2025年の秋頃です。
え? 望遠鏡で見えるの?って? 見えるんです!
土星の環は、探査機や宇宙望遠鏡じゃないと図鑑のようには見えないと思っている人もいるかもしれませんが、奥三河の星空観察会で使うような天体望遠鏡でもバッチリその形がわかります。
1等星より明るい0等星で輝く土星ですから街でも見えます。でも、山の暗い空、奥三河で見る土星はまた格別です。望遠鏡の視野の中、漆黒のバックグラウンドに浮かぶ土星は、まさに宇宙で見るよう。
今年は、環が開いていて土星らしくかっこよく見える年です。大気の落ち着いた夜には、「カッシーニの空隙」と呼ばれる環の中の黒い筋も見えるでしょう。
土星の環は、一枚の「板」ではなく、たくさんの氷の粒でできていることがわかっていて、環の直径は約27万km 。地球から月までの距離が約38万kmですから月の軌道に届きそうなくらい大きいですね。それに比べて環の厚さはたったの約100m。環は地球に対して傾いているので、土星が太陽を一周する間に2回、環を真横から見ることになり、とても薄い環は一瞬見えなくなってしまいます。
次に見えなくなるのは2025年の秋頃です。
土星はどのくらい遠い?
土星は約30年で太陽の周りを一周します。太陽から遠い惑星ほど一周するのに時間がかかるのです。
年で角度にして12度、土星は一星座の中を少しずつ東に動いていきます。
今年の土星は、いて座に見えます。次、同じ季節、同じ位置に土星が見えるのは30年後。
その頃みなさんは何歳?何をしているでしょう?
土星は、いま地球から約14億km。光の速さでも約80分かかるところ。
望遠鏡で見ている土星は、80分前に土星を出た光。80分前の姿です。なんだか不思議ですね。
さあ!奥三河に土星を見に行きましょう!
たくさんの天体望遠鏡を準備して、奥三河の星空観察会でお待ちしています!
コラム by 奥三河☆星空の魅力を伝える会
星空案内人 平野 宗弘
年で角度にして12度、土星は一星座の中を少しずつ東に動いていきます。
今年の土星は、いて座に見えます。次、同じ季節、同じ位置に土星が見えるのは30年後。
その頃みなさんは何歳?何をしているでしょう?
土星は、いま地球から約14億km。光の速さでも約80分かかるところ。
望遠鏡で見ている土星は、80分前に土星を出た光。80分前の姿です。なんだか不思議ですね。
さあ!奥三河に土星を見に行きましょう!
たくさんの天体望遠鏡を準備して、奥三河の星空観察会でお待ちしています!
コラム by 奥三河☆星空の魅力を伝える会
星空案内人 平野 宗弘